読書日記『地面師たち』

みなさまこんにちは、チカヤマです。

オリンピックが終わりました。カーリング女子がまさかの決勝進出で盛り上がりましたね。

スイス戦はリアルタイムで見ることができ、カーリングの面白さを堪能できました。

前回の銅メダル以降、フィギュアスケートなんかに比べると、話題になることが少なくなっていったので、久しぶりな印象がありましたが、今回の活躍で人気が定着してくるといいですね。

さて、最近読んだ本で面白かった、というかゾッとさせられたのが、新庄　耕　著『地面師たち』です。

地面師とは、不動産取引における詐欺師のことで、土地の所有者になりすまし売却を持ちかけて、お金をだまし取ります。

土地の所有者だけでなく、司法書士や不動産業者など専門家を装う人物も含めたグループで、本当の所有者が知らないうちに売買契約から所有権の移転登記まで行ってしまいます。

そして買主は大金を支払っても本当の所有者にはなれず、気づいたころには地面師たちは行方をくらませる、という恐ろしい手口です。

本人が知らないところで、第三者がなりすまして土地を売ってしまうなんて・・と思いますが、実際に大手ハウスメーカーさんが数年前に約60億円という巨額の被害に逢ったのはまだ記憶に新しいところです。

普段、私たちの扱っている物件の金額ではそこまでのリスクを冒して詐欺が行われることは少ないものの、所有者がよくわからないような空き地などは注意が必要かもしれません。

あと、土地を購入した際の登記情報や、個人情報の管理は厳重にしなければいけませんね。

それはさておき、、、あくまで小説としてですが、手に汗握る展開で一気に読めてしまいました。

この詐欺の一番のポイントが「本人確認」で、それをどのような手口で切り抜けるのか・・・　ご興味のある方はご一読くださいませ。

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