ブックレビュー『騙し絵の牙』

こんにちは。チカヤマです。

今日は志村けんさんが亡くなるという、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

子供のころからドリフを見て育った世代としてはショックでしたね・・・ご冥福をお祈りいたします。

コロナウィルス対策として家で過ごすことが多くなりそうな状況ですが、色々と楽しみを見つけながら乗り切っていきたいものです。

私の場合は家で過ごすとなるとYOUTUBEを見るか、小説を読むかのどちらかになることが多いのですが、最近読んで面白かった本をご紹介します。

『騙し絵の牙』塩田武士

この小説は表紙の通り、主人公を『大泉洋』が演じることを前提に書かれています。当て書きというやつですね。

小説を読むときによく、イメージに合う俳優さんや女優さんを頭の中で勝手に配役していることがありますが、すでに主役が決まっているという珍しい形式です。

大泉さんの口調や特徴がよく表現されていて、なかなか楽しい読書体験でした。

あらすじはというと、大手出版社の雑誌編集長が廃刊のピンチを乗り切るために奮闘するというお話。

出版不況といわれて久しい業界の内側が詳しく描かれていて、読みごたえがあります。

そして、6月には映画が公開されます。主演はもちろん大泉さんです。

小説は全く『騙し合いバトル！』というノリではなかったのですが、映画版だとどうしても派手になっちゃうのでしょうか。・・・どんな内容なのか楽しみです。

ぜひ見に行きたいですが、いまは映画館もキビしい状況ですね。早く収束することを祈るばかりです。

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